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犬にも体質がある?東洋医学で考える4つの体質(気虚・血虚・陰虚・陽虚)を初心者向けに解説

わんこ学園|東洋医学
入門コース|第3回
犬の体質とは?

【今日の授業の目的】
東洋医学では、犬にも一頭一頭異なる体質がある」という考え方を理解すること。


わん太

同じ犬種なのに、暑がりな子もいれば寒がりな子もいるよね?

わん校長

いいところに気が付きましたね。同じ犬種でも、一頭一頭の体にはそれぞれ特徴があります。

わん校長

東洋医学では、その違いを『体質』として考えます。

この記事では、東洋医学でよく使われる代表的な4つの体質について、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

\この記事でわかること/
  • なぜ犬にも体質があると考えるのか
  • 東洋医学でいう「体質」とは?
  • 代表的な4つの体質の特徴
  • 体質を知ることが健康管理につながる理由
もくじ

なぜ体質を知ることが大切なの?

体質を知ることで、毎日の健康管理に役立てやすくなります。

例えば
  • 暑がりな犬なら夏場の暑さ対策を意識する。
  • 胃腸が弱い傾向があるなら、食事の内容や与え方を見直す。
  • 疲れやすい傾向があるなら、無理のない運動量を考える。

このように、「症状が出てから」ではなく、その子の体質に合った生活を考えるヒントになるのが体質です。

体質だけで病気を判断することはできないので、気になる症状がある場合は、必ず獣医師に相談しましょう。


東洋医学でいう「体質」とは?

まず知っておきたいのは、東洋医学でいう『体質』病気や診断名ではないということです。

東洋医学では、生まれ持った性質に加えて、年齢や食事、生活環境、季節などの影響を受けながら、その子らしい体の特徴があると考えます。

_体質具体例
・暑さが苦手な犬、暑さに強い犬
・寒がりな犬、寒さに強い犬
・食欲旺盛な犬、食べムラがある犬
・胃腸がデリケートな犬
・疲れやすい犬
・水をよく飲む犬
・活発でよく動く犬
・のんびりマイペースな犬 など

同じ犬種でも特徴はさまざまです。

そのため東洋医学では、「みんな同じケア」をするのではなく、その子の体質に合わせて体全体のバランスを整えることを大切にしています。

こうした体質にはさまざまな考え方がありますが、東洋医学では初心者の方にも理解しやすい代表的なものとして、「気虚」「血虚」「陰虚」「陽虚」という4つの体質を学ぶことが多くあります。


東洋医学でよく使われる4つの体質

東洋医学ではさまざまな体質の考え方がありますが、まずは基本となる4つをご紹介します。

1|気虚(ききょ)

キーワード

「エネルギー不足」

気虚は、「気」が不足していると考える体質です。

例えば
  1. 疲れやすい
  2. 元気が続かない
  3. 寝ている時間が長い
  4. 食欲にムラがある

などの傾向が見られることがあります。


2|血虚(けっきょ)

キーワード

栄養や潤い不足

血虚は、体に必要な栄養や潤いが不足していると考える体質です。

例えば
  • 毛づやが気になる
  • 皮膚が乾燥しやすい
  • 被毛がパサつきやすい

などの特徴として考えられることがあります。


3|陰虚(いんきょ)

キーワード

熱を冷ます力が不足

陰虚は、体を潤したり熱を冷ましたりする働きが不足していると考える体質です。

例えば
  • 暑がり
  • 水をよく飲む
  • 舌が赤いといわれることがある

などの傾向として考えられます。


4|陽虚(ようきょ)

キーワード

温める力が不足

陽虚は、体を温める働きが弱くなっていると考える体質です。

例えば
  • 寒がり
  • 冷えやすい
  • 元気が出にくい

などの特徴として考えられることがあります。


体質は変わることもある?

東洋医学では、体質は生まれつきだけで決まるものではないと考えます。

年齢を重ねたり、季節が変わったり、生活環境や食事が変化したりすることで、その子の体質も少しずつ変わることがあります。

また、一つの体質だけではなく、複数の特徴が重なる場合もあります。

そのため、「うちの子は絶対にこの体質」と決めつけるのではなく、日々の様子を観察することが大切です。


今日からできること

体質を知る第一歩は、特別なことではありません。

  • 食欲はどうかな?
  • 元気に歩いているかな?
  • 暑そうかな?寒そうかな?
  • よく眠れているかな?
  • 毛並みに変化はないかな?

そんな「いつもの様子」を見てあげることが、東洋医学の健康管理につながります。


今日のまとめ

  1. 犬にも一頭一頭違う体質がある
    • 病気ではなく、その子らしい体の特徴や傾向を表す考え方です。
  2. 体質は生まれつきだけではない
    • 年齢や季節、食事、生活環境などの影響を受けながら変化していくと考えられています。
  3. 体質を知ることは健康管理の第一歩
    • 季節の過ごし方
    • 毎日の食事
    • 運動量
    • 生活習慣 など
    • その子に合わせて見直すヒントになります。

まずは、「うちの子はどんな体質なのかな?」という視点で、毎日の様子を観察することから始めてみましょう。

気になる症状や体調の変化があるときは、まず獣医師に相談することが大切です。

わん校長

どれか一つが理解できれば、今日の授業は100点です。
続く授業で、一つずつ理解を深めていきましょう。


次回の授業はこちら

わん太

体質がわかると、その子に合った過ごし方を考えられるんだね!

わん校長

その通りです。でも東洋医学では、体質と同じくらい大切にしている考え方があります。

わん太

なんだろう?

わん校長

それが『未病(みびょう)』です。

病気ではないけれど、いつもと少し違う。

わん校長

そんな小さな変化に気づくことが、東洋医学では健康づくりの第一歩だと考えます。

次回は、東洋医学の大切な考え方である『未病(みびょう)』について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
一緒に、愛犬からの小さなサインを見つける力を身につけていきましょう。

もくじ